【精油図鑑】ユーカリ・グロブルス
- 美央
- 2018年3月12日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年8月3日
「ユーカリ」と名のつく精油には種類がたくさんありますが、 その中でもシャープでクリアなユーカリ・グロブルスは 風邪や花粉症の季節にぴったりの香り。
ユーカリ・グロブルス [学名] Eucaryptus globulus [和名] ユーカリノキ
[科名] フトモモ科 [種類] 高木
[抽出部位] 枝葉 [抽出方法] 水蒸気蒸留法
[成分例] 1,8-シネオール、α-ピネン、リモネン、p-シメン、γ-テルピネン
[香り] シャープで透き通った、冷たい水のような香り。
特徴成分であり、主要成分でもある1,8-シネオールは、 うがい薬や、塗るタイプの風邪薬などにも含まれており、 すーっと、呼吸を楽にしてくれるような香りです。 ユーカリ・グロブルスは、そんなスーっとした感じをベースに、 森の香りが加わってとっても清々しく涼感あふれる印象。 「熱さましの木」という別名も持っています。
花粉の季節、ぼーっと熱を持ったようなかんじがするとき、 マスクの下の方(目から遠い方)に1滴垂らして身につけてみてください。

シャキッと目が覚めるような香りなので、 お仕事中に気持ちをキリッと引き締めたいときにもおすすめです。
ユーカリと言えば、コアラのごはんで有名ですが、 コアラのふるさとオーストラリアでは、 先住民族であるアボリジニの人々が、 このユーカリを傷や熱などの民間療法に用いてきました。
ユーカリの木がたくさんあるオーストラリアでは、 それらの木から精油成分が蒸発して、 空が青く染まる「Blue Haze」という現象がみられるそうです。 青く煙る空に、爽やかな香りが漂う、 想像しただけで、心まで澄み渡りそうな光景。
そんな風景をイメージしながら、 お部屋に香りを漂わせるのも楽しいですね。 空間も、気持ちも、透きとおっていきそうです。 (初出 2014.1.25 rewritten&archived 2017.3.12)
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