2020年、ひつじやは
アロマを学ぶ人を応援するための仕組みをスタートします。
「eachアロマリスト認定制度」と名付けました。
テーマは
『〈アロマする資格〉は、〈みんな〉が持っている。』です。
■仕組みの概要
簡単に言うと
・アロマの勉強をしたことが形になる
・民間団体に所属していなくても「勉強した」ことの証明になる
・アロマを使って自分のできること、できないこと、したいことが明確になる
・毎日安心してアロマが使える
・自信をもってイベントなどに出れる
・自信をもって「アロマの勉強してるよ」と言える
そんな仕組みです。
英語の勉強を例にとると
「英検式」ではなくて「TOEIC式」です。
「テストに受かるか落ちるか」
ではなくて
「いま自分の勉強がどの程度すすんでいるのか」
が確認できる仕組みです。
認定証はこんな感じ。
(我ながらかわいい!)
自分がどんな勉強をしてきたのか「グレード」と「分野別到達度」で確認できます。
それぞれの「グレード」ごとに
「安心して取り組める活動の目安」が確認できます。
これによって
「講座を開講できるようになりたいから、
クラフト基材とか法律についてもっと勉強してみよう」
というように、目標が立てやすくなったり、
「おばあちゃんにトリートメントをしてあげよう、
そうだそうだ、思いやり思いやり」
というように、学んだ大切なことが確認できたりします。
そしてもちろんこれは
「安心して取り組める目安」であって
「これ以外の活動をしてはいけない」などというものではありません。
さらに、強調しておきたいのは
この「グレード」という概念は「上位下位」という概念では決してなく、
更なる取得こそが善とされるものでもありません。
「ひとりひとり」が「どういうふうにアロマを使っていきたいか」に合わせて
安心して、自信を持って、勉強していけるように作った仕組みです。
それこそ
「英会話の力試しにTOEIC受けてみよう
「就活に使いたいから700点とろう」
「外資系行きたいから800目指そう」
みたいに、
目的に合わせて活用してもらえればと思っています。
■名前について
"アロマリスト"というのは造語です。
ピアノを弾く人はピアニスト、 ギターを弾く人はギタリスト、 芸術する人はアーティスト、 科学する人はサイエンティスト。
きのうドレミを覚えたはなちゃんも、 ドレミを教えてくれた先生も、
先生の弾いている楽譜を書いたショパンも、
みんな、
ひとしくピアノを愛するピアニストで、
それぞれの向き合い方でピアノに向き合っています。
粘土が大好きな太郎くんも、
今日太郎くんがやぶいちゃったふすまに絵を描いた職人さんも、
ミケランジェロもロダンもジャコメッティも、
みんな、
ひとしくアートを愛するアーティストで、
それぞれの向き合い方でアートに向き合っています。
どうかアロマもそうあれかしという想いをこめて
「アロマする人」という意味で名付けました。
(そこに、何かの協会に所属しているかどうかは全く関係ありません)
そしてeachの仕組みは
ピアノを弾く人が、 ドレミを覚えた、
バイエルが弾けた、
ツェルニーに進めた、
発表会に出られた、
そうやって、
一歩一歩自分の進んだ道を確認するみたいに
役立ててもらえたらいいなあと思っています。
eachというのは
頭文字が「ひとりひとりの,みんな」という意味になるように、
「日々のアロマをつくるもの」みたいな意味の
でたらめな英語を割り振って作りました。
じつはね。
最初はアルファベット四~五文字なら何でもよかった。
無駄にフランス語とかにしてやろうかなとも思った。
そのシステムを活用してる人に、安心感が与えられれば何でもよかった。
そして現在アロマと勉強をめぐる市場では
「安心感のようなもの」がいとも簡単に売買されていることに
アンチテーゼを唱えたかった。
(このへんまた詳しく書くかも書かないかも)
でも今は、とても気に入っている名前です。
丸くてかわいいし、発音したら口が笑顔になるのがいいよね。
■年会費と復習
日本には、アロマテラピーに関する国家資格はありません。
ですから
「アロマの仕事をする」とか「ボランティア活動をする」とかに
資格をもっていることは関係ありません。
ちゃんと勉強していることが一番大事だと思います。
だからeachでは
「ちゃんと勉強したかどうか」が見えるようにしました。
民間団体で資格を取得することのメリットは、
「所定のカリキュラム」があり「期間が定められている」ため
勉強がしやすいことだと私は考えます。
(学生さんを例に出すと、
定期テストがあるから勉強する、
〆切日があるからレポート書く、みたいな)
そしてデメリットは、
これは表裏一体だと思うのですが、
「勉強した内容を忘れても資格を保持し続けられる」ことです。
多くの民間資格は「年会費」さえ支払えば更新できてしまうためです。
運転免許みたく、更新時に講習があればいいのにな~と思います。
とある資格団体に
『更新時にテストをしてください』と何度も意見した思い出があります。
わたしは
”頑張って頑張って勉強して民間資格を取得して、
「勉強した内容忘れちゃったから」「年会費払うのもったいないから」と
資格団体を退会するだけでなくアロマからも遠ざかってしまう方”を
たくさん見て、本当に悲しい思いをしてきました。
(もちろん、そうでない方もたくさんいらっしゃいます)
こんなことになるなら、
最初から資格なんて取らないで、
やりたい勉強を自分のペースで続けていたほうが、
ずっとアロマを楽しめたかもしれない、と。
だからeachでは、
認定証をお持ちの方には年に一度復習問題をお渡しします。
これは「テスト」ではありません。
毎日、ひとりひとりの目的に合ったアロマを、
安心して続けられるように、
必要な内容が確認できるための「サポート」です。
解いても解かなくてもかまいません。
いきなり答えを見てもいいです。
わからないことはどんどんひつじやに聞いてください。
問題を渡すことが目的なのではありません。
また、いい点数を取ることが目的なのでもありません。
目的は、
安心して、自信を持って、楽しい気持ちで、アロマを続けること。
そのための確認に、「問題」という形がみやすいから、この形にしています。
そして「年会費」という概念は存在しません。
なぜならこれは「会」ではなく「仕組み」だから。
というか認定証を持っている時点でレッスン料をすでにいただいているから。
グレードアップを目指す方や、
あれをもう一回やりたいな~って方は
そこでいただくのは「会費」とかそういうのじゃなくてシンプルに「お代」だから。
「アロマする人」である資格はみんなが持っていて、
それに会費は関係ないよね。
(アロマしてるかどうか=アロマを続けているかどうか、は関係あるけど)
■ご利用方法
で、この仕組みを具体的にどうやって使うかっていうと
以下のような感じです。
①ひつじやに「何のために勉強がしたいのか」話す
②目標とするグレードとコマ数を提示させていただく
③ご都合に合わせて予定を組み、レッスンする
おわりです。
そうなの。
これまでの個人レッスンのやり方と何も変わっていません。
これまでも、
「アロマを勉強する人を応援したいな~」と思いながらレッスンをしてきたけど、
その「思い」がより具体的な形をとったのがこの『仕組み』です。
だから、
お客様はこれまで通り気軽にレッスンを楽しんでいただいて
その中でeachの仕組みが便利だな~と思った方は活用しいていただければ嬉しいです。
認定証とかお財布重くなるし要らないな~と思う方は
気軽に「要らないです」を選んでいただけるようにします。
先に述べたようにeachのグレードは
「上位下位」という概念では決してなく、
更なる取得こそが善とされるものでもありません。
『〈アロマする資格〉は、〈みんな〉が持っている。』から、
ひとりひとりのみんなが、
香りのある毎日を、ひとりひとりのやりかたで
安心して、自信を持って過ごせるように、
活用していただけたら、嬉しいと思っています。
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