もうすぐやってくる、ひつじ年の朝の香り。
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「そらとぶひつじ」
☆ カモミール・ローマン ・・・ 1
☆ ローズマリー ・・・ 2
☆ ベルガモット ・・・ 3
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年末年始になるとなぜか、 「新しい干支が朝焼けの空を飛んでいく」イメージが浮かびます。
いま空想の中で飛んでいるのは、 ひつじやにとって、ちょっと特別な干支の「ひつじ」です。
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しろくて澄んだ東の空を、
ひつじがいっぴき、
とんでいきます。
びい玉の目にわたしを映して、
あかるい空を、とんでいきます。
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自分にとってひつじのイメージは 『眠れない心のそばにいてくれる』、 『冷たい体をあっためてくれる』、 そして 『ふわふわしてるくせに眼がマジ』な、いきものです。
そんなひつじが飛ぶ空の香り…
いちばん最初に感じたのはカモミール・ローマン。 心と体をふんわりかろやかに包んでくれる。
フルーティながら少し干草のような甘さも、 人と仲良く暮らすひつじに似合います。
それから、
澄んだ空みたいにきりっとしたローズマリー。 体をあたためてくれる精油として有名で、 また、思い出をつかさどるハーブで、 ふんわり空とぶひつじに、一本芯の通った強さをくれます。
おだやかさと躍動感が同居するベルガモット。 ひつじやの闘病時代を支えてくれたこの子は、 なんというか
「バランス感覚の象徴」みたいなイメージがあって、
『ふわふわだけど眼はマジ』とか
『白いけど透明』とか 『強くてやさしい』とか
そういう風景が浮かんだこの香りに、 どうしても使いたかったのでした。
ふわふわのんきに空を行く、見上げる人を瞳に乗せて、 澄んだ空に連れて行ってくれる、そらとぶひつじ。
たとえば傷ついたとき、自信がないとき、自分を認めてあげられる、 幸せなときに、それを素直に口に出せる、そんな香りです。
2014年、ひつじやは手探り状態から 大好きなアロマを仕事にして、 ひつじの名前を借りて、 ひつじみたいなアロマやさんを目標にして、 歩き出した年でした。
たくさんの人に出会いました。 たくさんの楽しいことがありました。
そして、ひつじの年がやってきます。
歩き出した年のことを忘れず、 ますます、空高く、かろやかに、 かわいいアロマをみなさまにお届けしていきたいです。
今年も一年、ありがとうございました。 よいお年をお迎えください。
(初出:2014.12.31 rewritten&archived:2018.1.8)