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十分に発達した科学は魔法と見分けがつかない


という、アーサー・C・クラークの第三法則がすきです。 (ほかの2法則も好きです) 彼が胸の内に何を抱いてこう記したのかは、 ひつじやはよくわかっていないのですが、 「できっこないこと」の象徴のような『魔法』と、 人間が努力して努力してなんとかやろうとして作りあげた『科学』の対比、 翻ってこの一文のなかにあるそれらのつながりがとっても美しく、 「だいたいのことはなんらかの方法でできる」っていうか、 「世の中にふしぎなことなどなにもない」っていうか、 そんなものを感じます。 ほかの2法則を見ても、 1. 「高名で年配の科学者が可能であると言った場合、 その主張はほぼ間違いない。 また不可能であると言った場合には、 その主張はまず間違っている。」 2. 「可能性の限界を測る唯一の方法は、 不可能であるとされることまでやってみることである。」 やはりこれは、可能と不可能をめぐる言説なのだろうなあと感じます。


↑今回も魅せてくれました!会場に魔法をかけ中のfeelさん。 『COLORFUL☆PERFUME☆HARMONY~第一話 魔法のコンパクト~』 ご参加のみなさま、ありがとうございました。 『いろどりの魔法使い』feelさんと 『ことばの魔法使い』ハーモニールイさんが、 ブログをアップしてくださっています。 feelさんの記事 http://ameblo.jp/ayame124/entry-12285810330.html ハーモニールイさんの記事 http://ameblo.jp/harmony-rui/entry-12286057070.html まるでその場にいるような、 空気がつたわってくるような気持ちになれます(*^_^*) ぜひご覧ください。 ひつじやから、みなさまへ感謝をこめながら、すこしおもうことを。


↑真剣にコンパクトを作るみなさまの影でこっそり調香にはげむひつじや その日は夏至の日でした。 おひさまの日です。 精油は、植物が光合成したときのエネルギーを使って作られますので、 アロマはおひさまがなければ存在しません。 また「色」も、おひさまがなければ見えません。 「電気があれば見えるじゃないか」というのは否です。 電気というのは人間が歴史の中でつくりだしたもので、 人間はおひさまがなければ滅んでいるからです。 ということは、言葉を話す人間の進化はおひさまとともにあって、 『言葉』もまた、さかのぼればおひさまがなければ生まれなかった。 そういう、おひさまの魔法の日です。 そして同時に、 人間が努力して努力してなんとかやろうとして、 一年という単位を測って、 公転というシステムを理解し、 高度を計算し、 たどり着いた、 十分に発達した科学の、日です。


アッコちゃんは魔法の鏡で 看護婦さんやスチュワーデスさん(アッコちゃんが言ってた職業名でかきました)に変身しますが、 わたしたちは実は、20年とか30年とかかけて、 アロマ屋さんになったりおかあさんになったり優しい人になったり、 アッコちゃんがやってた魔法とおんなじことをやっている。 サリーちゃんは魔法のほうきで 困ってる人のもとやお友達のもとにかけつけますが、 わたしたちは実は、車に乗ったりお金をためて飛行機に乗ったり、 ときにはSNSを使ったりして サリーちゃんがやってた魔法とおんなじことをやっている。 そういうのを、アッコちゃんとかサリーちゃんみたいに、 ちょっとおちゃめに、できたらとってもかわいいよね、 なんかくすっと、笑顔になるね。 そんな気分が、つたわったらうれしいな。 わたしはクラークも好きですが、 アッコちゃんも大好きです。


↑ひつじやこだわりのおちゃめ要素、カラフルお菓子。 おちゃめなものを楽しく食べといてなおもすこやか、理想の心と体。 feelさんに導かれながら 画材や素材と、自分自身の表現と向き合うみなさまの 真剣なそれでいてやわらかなまなざしは、 無から有をつくりだす魔法使い、そのものでした。


コンパクトを開けて、 ルイちゃんが一人ひとりのために書いた言葉=じゅもんを読んで きゃー、ってお顔をほころばせるみなさまは、 ちょっとおちゃめなおんなのこ、そのものでした。


マジックペンで書いたメッセージが消えるころには、 小瓶に詰めた香りがなくなるころには、 いままで着ることのなかった色を、自然と手に取っているかもしれません。

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