年末年始にやるべきことをようやくひと段落つけ、
「いつもの毎日」がうごきはじめています。
あとひつじやが年末年始に毎年やっていて、
今年まだやっていないことといえば
「新年ブレンドの作成」です。
毎年、
「新しい年の干支が、東の空を飛んでいく」イメージと
香りが浮かんび、それを新年ブレンドとして発表していました。
2014午 「あまかける」
2015未 「そらとぶひつじ」
2016申 「ふうせんにのって」
2017酉 「夢のヒヨコ」
そして、今年は戌年なのですが、
これがまったく、さっぱり、思い浮かばないのです。
なぜかというと理由はわかっていて、
ひつじやにとって「いぬ」というと、
高校のときから妹のようにかわいがっていた愛犬もこちゃんが真っ先に思い浮かんで、
わたしはもこちゃんが干支のお仕事をしているのをまだ見たことがないからでした。
(こんどお姉ちゃんがお空に行ったらいっしょにやろうねーと、
わりと本気で思っています)
どうしたもんかな~と思いながら七草粥をたべていたら、
なんだかあったかくて心が落ち着いた。
そうだな、今年はお正月も過ぎちゃったし、
年明けから健康の大切さを思い知ったことだし、
この七草粥をテーマにしよう、
と決めました。
お腹にほっとやさしいかんじで、
七つの植物を使おう。草以外もあるけど。
「日々にもどる、冬」
・オレンジ・スイート ・・・ 3
・レモングラス ・・・ 1
・ベルガモット ・・・ 3
・ペパーミント ・・・ 2
・スイートマージョラム ・・・ 5
・カモミール・ローマン ・・・ 2
・ジンジャー ・・・ 1
スッキリしてるけど、ゆったりねむれる香りを目指しました。
やさしい柑橘の香りにペパーミントを添えてかろやかに。
マージョラムとカモミール・ローマンでやさしく束ねて、
レモングラスとジンジャーは
ちょっぴりだけプラスして内側からぽわっと、あったかいかんじ。
お正月のたべすぎもいたわりながら、
なんでもない毎日が、大切に感じられるような香り。
わたしは「おまつりのあとの空気」みたいなものがとても好きです。
お花見のあともけなげに咲いている桜。
海水浴場の夕暮れ。
文化祭のあとかたづけ。
雪遊びの子どもたちが帰った足跡。
そういう空気。
もっというと「おまつりのあとも毎日が続いていく」ことが好き。
日々はおまつりの前と確かに変わらずおだやかで、
それでいて
おまつりの前よりも確かに大切になっている。
七草はそういう味がする。
もこちゃんと過ごして、
そのあとのわたしの人生は、そんなかんじかもしれない。